今日、「高屋歴史の会」の主催による髙屋城の史跡見学に参加させてもらった。自治会の回覧版で参加募集があり申し込んだものである。井原市の髙屋城は中世の山城で、芳井の正霊山城を居城としていた藤井晧玄の出城であり毛利軍と戦った髙屋城合戦があった場所である。行くまでが大変で地元の人でもあまり行かないという。

今日の天候は朝に小雨が降っていたが、ほどなく止んで総勢10名で午前10時に車3台に分乗して、高屋の石谷から芳井に入った上野まで車でいけるギリギリの所まで行った。そこから片道2キロを歩いて山城をめざした。道はわかりにくく迷いやすいような所があったが、なんとか本丸に到達した。

尾根の付け根に五重の堀切があり、本丸部分には花崗岩の岩盤を掘削した直径1メートル位の井戸らしきものがあったが地元に伝わる伝承では、北西方面に脱出する抜け穴であったとされている。500年の歴史を感じる。