DSCN19005月も終わりに近づき梅雨の季節を迎える。その梅雨が明けると、我が家で飼っていた猫のアリスが亡くなって2年が来る。7月5日だった。早いものである。亡くなる直前は体も衰弱し、医者でなくても死ぬのは時間の問題だと分かったが、最期までわめきもせず、泣き言もいわず、懸命に生きようとした。お世辞にも賢い猫とは言えなかったが個性のある面白い猫で、最期の生き様は立派だった。

今は苔むしたお墓の前で草取りをしながら、アリスに話かけている。「アリちゃん、生きていた時はよくこの庭で一緒に遊んだね。今はどこにいるの?」       アリスのお墓に聞いても返事は帰ってこない。