「岡山人じゃが」2013年版(吉備人出版)の中の、「伝説の明禅寺合戦1567」を読んだら、岡山人気質を見つめ直すと宇喜多直家という歴史的人物にたどり着いたと書いてあった。宇喜多直家といえば、合戦において、正々堂々と正攻法で攻めるイメージではない。戦国の世の常とはいえ、陰謀、暗殺、裏切りを得意技にする、姑息なイメージの岡山城主だ。三村元親と戦った備中兵乱はまさにそれをよく表している。

本書によると、「人間の本性が露出するのは逆境で、特に民族、国家は戦争においてその醜い本性を剥き出しにする。現在の岡山人気質を形成するルーツが明禅寺合戦とその勝者、宇喜多直家にあったと断言できるのではないか。仮にこの戦いで、宇喜多直家が敗れ、備中の三村元親が勝利していたら、岡山人の気質も大きく変わっていただろう。読者の方々のご意見をお聞きしたい。」と書いてある。貴方はどんな意見ですか。