24日、神辺文化会館へ「翔の会」作品展鑑賞に行った。2年に一回の福山市神辺町と周辺の美術愛好家でつくる作品展が22日から26日まで開催されている。抽象画、人物画、風景画といった多彩な作品がそろい会員13人による油絵とパステル画の計87点が展示されている。23日の中国新聞でも紹介されていた。

お目当ては講師の高地秀明先生の作品。この人は美術団体、二紀会の委員で広島大学名誉教授。陳列された大きな絵はF150号。大変大きな絵で縦約2メートル、横約3メートルもある絵だ。それだけに迫力満点である。ほとんどの作品を「風の記憶」というタイトルで描かれる。私好みの絵を描かれる作家だ。

それはともかく今日は2月26日。これでピンとくる人はだいぶ年配の人だろう。2・26事件が起こった日だ。一昔前までは新聞やメディアで取り上げられていたが、今は全くない。この事件以後、無謀な戦争に突き進み侵略戦争をした我が国は、今のロシアとダブって見える。無謀な侵略行為をしたプーチンは地獄の1丁目しか行先はないだろう。

私が子供の頃は「降る雪や明治は遠くなりにけり」という俳句を遊び半分で言っていたが、年を取ると「降る雪や昭和は遠くなりにけり」という感慨がある。2月ももうすぐ終わり、ひな祭りがくる。春が近い。