今年の3月、グーグルの関連企業が開発した人工知能「アルファ碁」が、世界チャンピオンの人間のプロ棋士に勝利した。碁は将棋よりも複雑なため、まだ人工知能には荷が重いだろうという予測だったが、蓋を開けてみると4勝1敗の完勝だった。しかも解説者がアルファ碁の手筋を読めず、解説できない状態になるほどの圧倒的な勝利だった。敗れた世界チャンピオンが「今まで経験したことのないような手を指された。囲碁の世界が変わった。」と言って潔く負けを認めた。
この対戦はNHKの番組でも取り上げられていたが、現代の産業革命といわれている人工知能は、自ら学習し進化する驚異的なもので、知的能力は人間をはるかに凌ぐ。それが自動車の自働運転や医療の現場に生かされつつある。将来は人工知能を搭載したクローン人間が世界を支配する時代になるのかもしれない。
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