2007年、jR東海で認知症で徘徊中の老人(当時91歳)が電車にはねられ死亡する事故が起きた。介護する妻(当時85歳)がうたた寝した隙に徘徊し事故にあった。JR東海は電車が遅れた費用を遺族に請求し、裁判になった。1審では妻と長男の責任を認め、2審では妻だけの責任を認め360万円を支払うよう命じた。遺族は「認知症患者を閉じ込めるしかなく不当な判決だ」として現在、最高裁で争われている。最高裁の判決は3月1日にでるという。

こういう事故のケースは、どこの家庭でも起こりえるケースで、他人事とは思えない。常識で考えると遺族の言い分のほうが通ると思うが。難しい法律より常識に照らし合わせて考えてみて、法がそれと違うなら、その法は悪法である。