今年も盆が来て、盆が去ろうとしている。13日に迎え火を焚いたと思ったら、今日はもう送り火を焚く日になった。仕事の関係で呉に住んでいたころ、盆の時期、お墓はとても華やかになったことを思い出す。七夕飾りのような色々な派手な色の盆飾りというか盆灯篭というか、それがお墓を飾るのである。広島県が浄土真宗が多い関係かもしれないが、初めて見た時は、ものすごい違和感を感じた。お墓がど派手な、煌びやかな衣装をまとったような感じで、何か不謹慎なように思ったものだ。
毎年夏が来て、盆の時期、お墓の飾り付けを見るようになった。やがて、それを見ると、盆が来たなと思うようになった。それは、まさに夏の風物詩だった。今年も今頃は、呉地方のお墓はど派手な盆飾りが風に靡いているだろうか。
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