京都大は22日、iPS細胞研究所の助教授の論文に捏造と改ざんがあったと発表した。人工多能性幹細胞(ipS細胞)を使って脳の構造体を作ったとの論文で、主要な図6点全てに不正があったという。再生医療分野で世界的に注目される同研究所での研究不正発覚は初めてである。

再生医療の切り札として注目され、国策で13年~22年の予算に1100億円もの金額が投下されている。京都大のiPS研究はノーベル賞にも輝いていた。

それにつけて思い出されるのは、STAP細胞論文の不正事件である。写真が別の所から切り貼りされているとして、小保方晴子さんが連日のように世間からの批判を一身に集め、メディアから姿を消した。今回はノーベル賞を受賞している研究所での不正にもかかわらず、報道は少ない。

私は、「STAP細胞はなかった」と結輪づけた組織は、実は作製ヒントを小保方さんの研究から何かつかんでいるのではと思っている。小保方さんを抹消し何年か先、ほとぼりが覚めた頃、私たちが作成に成功したといって、功績を自分のものにしてしまうやり方だ。(松本清張流の推理)

よくある話である。