bizinnga

これは誰の絵か?わかる人は絵にかなり詳しい人であり、わからない人も結構いると思う。この絵は香川県高松市の塩江美術館で開催された上西竜二展に出品された絵の中の1枚である。ガラスに光が反射してちょっと見にくいが、若い女性を細密画で描いた綺麗な絵である。「撮影はご遠慮下さい。」と出ていたが、他に鑑賞者がいなかったので失礼して撮らしてもらった。

上西先生の考え方は、人生は短いので絵にしても自分が本当に描きたいものを優先して描くということ。諦めないということも大切だが、諦めるということもそれと同じように大切なこと。諦めて前に進むということも、短い人生では真実に近づく方法として必要なこと。真実とは何かということを考えている求道者のような人だ。

私も先生から「今度描く絵は、いつも遺作だと思って、自分が本当に描きたいものを描きなさい。」と言われている。よし、次も遺作をがんばるぞ!