今朝、5時40分からのNHK総合番組「あの人に会いたい」で横綱・大鵬を取り上げていた。昭和32年~37年の全盛時代、子供たちの憧れのヒーローだった。強いうえに嵐のグループ桜井翔にも負けないような甘いマスク。人気が出ないはずがなく、それまで相撲ファンといえば大人の男性がほとんどだったが、大鵬がでてからは子供はおろか、大人の女性たちも大鵬に夢中になった。その当時の映像を見ると、やはり美男子で魅力のある優しい顔つきをしている。

子供が好きなものは、強いものが好きだということで、巨人も人気があった。それと卵焼き。現代の感覚では理解できないが、終戦からまだ10数年しか経っていない時代である。食べる物も粗末なものしかなく、卵も今でこそ安いが、当時は貴重なものだった。

私もその当時の子供だった。巨人は好きではなかったが、大鵬と卵焼きは大好きだった。