早いもので12月も中旬に入り、もう少しで2017年も終わる。今年もいろいろな出来事があったが、過ぎれば走馬灯のようでもある。来年は心穏やかに元気で過ごせたらと思うが、不透明な世界情勢が余りにも多く、緊張は続くだろう。

左の写真は、最近描いている貝殻の油絵であるが、一通り完成している。後は細かい所を再度描いて終了する予定である。私は貝殻や化石や蝉の脱け殻が好きという変な趣味がある。特に、地上に出てわずか1週間で命を終える蝉は、この世の儚さを象徴しているようで、長く生きていると申し訳ない気になる。

50年前は100歳以上が日本全国で260人ぐらいだったのが、現在は6万5千人もいるらしい。人生100年時代がやがて来るという。時間を惜しむように、鳴かなければ損だというように懸命に鳴いて1週間の命を終える蝉は、人生100年時代をどう思うだろうか。