今日の中国新聞朝刊によると、モディリアニ(1884~1920)が描いた「横たわる裸婦」がニューヨークで競売に掛けられ、210億円で落札されたそうである。これはピカソに続く史上2番目の高値だとのこと。絵が出ていたが、どう見ても210億もするような絵とは思われない。美術市場の投機が絡んだ思惑があるとしか考えられない。

有名な画家には贋作が多く、「20世紀最大」とされる贋作絵画の詐欺で服役した英国の画家ジョン・マイアットは、自ら描いた贋作のうち少なくとも120点が回収されず、今も「本物」として扱われていると暴露している。どの画家を模写したのかには触れず、真相は闇の中。証言の中で「私だって違いを見分けられる」のに、競売大手企業や専門家が「真作」としてお墨付きを与えていたと語った。