この度の西日本豪雨では、広範囲の地域で浸水被害を受け、岡山県では倉敷市真備町地区が深刻な被害に見舞われた。井原市でも多くの家が床下、床上の浸水被害を受けた。運動公園の野球場の駐車場には多くの災害ゴミが搬入され積み上げられた。今までにないような記録的な大雨が連日続き、岡山県では初めての「大雨特別警報」が発令された。私が住んでいる町でも床上浸水の家があり、山沿いの場所では土砂崩れが発生した。

広島県では呉の天応・小屋浦や坂地区が大きな被害を受けた。「天応・小屋浦地区」は私が若い頃、外回りの担当地区だった。「てんのう」というインパクトのある名前の土地があるのにびっくりした思い出がある。他所から来て右も左もわからず、知り合いも全くいない私に天応の人たちは、暖かく迎え入れてくれ親切にしてくれた。天応地区は壊滅的だと報道されている。その頃のことを思い出す度、心は沈んでいく。